液状化リスク
PL値 | 液状化リスク | |
---|---|---|
■ | PL=0 | 極めて低い |
■ | 0<PL≦5 | 低い |
■ | 5<PL≦15 | 高い |
■ | PL>15 | 極めて高い |
災害時の被害については人体・建物への影響に意識が向きがちですが、液状化は周辺エリアで起こっても生活影響が発生します。
液状化で引き起こされる被害・生活影響は、大きく1.建物の沈下 2.交通障害 3.ライフラインの断絶という3つが挙げられます。
建物の沈下では、建物自体が損壊・倒壊するおそれがあります。倒壊せず損壊の場合でも修繕費用がかかったり、資産価値の低下などの影響が発生します。
交通障害としては、図のように路面の破損・亀裂や、マンホールや地下パイプの隆起により車両通行ができなくなる例が挙げられます。生活に影響があるだけでなく、緊急車両も通行できないため災害発生時の人命リスクが高まるという影響もあります。
ライフラインの断絶としては、パイプの破損による上下水道・ガスの停止や、電線のダメージによる停電など、様々な生活インフラの停止リスクが挙げられます。
地盤の成り立ちや強度によって、液状化リスクは大きく異なります。このマンションの立地条件および液状化リスクを示すPL値などに基づき、液状化の発生リスクについて解説します。
マンションの直下でなくとも、周辺エリアで液状化が発生することでライフラインに大きなダメージを受ける可能性があります。周辺エリアの液状化リスク数値をもとに、生活影響について解説します。
東京23区の北部に位置する北区。王子や十条、赤羽、田端など全体的に住宅街が多い地域となっています。北区のマンションはファミリー層が多いためか、3LDKの比率が高い地域です。また、団地が多い地域としても有名で、高齢者の人口密度が高い傾向にあります。そのため医療対応が遅く、区の課題となっているようです。ただし、北区はどのマンションも交通の便がよく、最寄り駅まで徒歩10分圏内のマンションが多い傾向にあります。北区のマンションは価格帯も手頃なマンションが多く、JRの京浜東北線や山手線が利用できるため、サラリーマンの方がはじめて中古マンションを購入する地域として人気のエリアとなっています。
荒川車庫前駅は東京都荒川区にあり、その名の通り都電荒川線の荒川車庫が目の前にある駅です。駅そのものは住宅街にたたずむ非常に小さな駅ですが、都電荒川線が乗り入れていますので早稲田方面や三ノ輪方面へのアクセスが非常に良好です。JRの尾久駅も500メートルほど離れた場所にあり、宇都宮線も利用可能となっています。北区立昭和町図書館や北区立滝野川第五小学校も近いので、この周辺にマンションを購入すれば子育てにも便利です。