マンションリフォームに最適な時期は?

やっておきたいマンションリフォームのタイミングについてまとめました。おおよその目安を知って計画的なリフォームをしましょう。

更新日:2016年10月27日

イエシルコラム編集部さんのプロフィール画像

イエシルコラム編集部

株式会社リブセンス

IESHIL編集部

東京・神奈川・千葉・埼玉の中古マンション価格査定サイトIESHIL(イエシル)が運営。 イエシルには宅建士、FPなど有資格者のイエシルアドバイザーが所属。ネットで調べてわからないことも質問できるイエシル査定サービスを展開しています。

快適な生活を続けるためにもメンテナンスのリフォームが必要となってきます。
何かの設備が壊れてあわててリフォームするのではなく、長い目で見て計画を立てることが大切です。

マンションリフォームに最適な時期は?の画像

マンションリフォームに最適な時期

マンションのリフォームはどれくらいの時期で行うべきなのかを見てみましょう。

5年~10年
小さな部分の破損や汚れが気になってくる時期
です。早めにメンテナンスすることでキレイな状態を保つことができます。

10年~15年
キッチン、浴室、トイレなど水回りに不具合が出やすくなる時期です。水漏れや腐食など目に見える不調がなくても、内部での劣化は進行しています。この年数を目安にしてしっかりと点検をしておきましょう。

15年~20年
土台や給排水管など見えない部分に腐食や破損が出てくる時期です。しっかりとした対応が必要となります。

新築のマンションで耐用年数を気にしてリフォームすることはあまりないですが、最近は中古マンションを購入しリノベーション・リフォームするのが流行っています。
中古マンションの購入を検討している方・中古マンションに住んでいる方は、自分のマンションがどのような構造で築何年経っているのかを調べてみましょう。

想定していなかった箇所もリフォームした方が良い場合があります。

マンション設備のリフォームも最適時期は様々

やっておきたいマンションリフォームの時期はそれぞれ違いますが、特に定期的にやっておきたい箇所とそれぞれの設備のおおよその目安となるタイミングをご紹介します。

キッチンの寿命は一般的に15~20年程度と言われています。キッチンを使用してそれくらいの年数が経っていたり、購入した中古マンションがそれくらいの築年数だった場合は、リフォームを検討してみても良いかもしれません。
キッチンリフォームのポイントは、水漏れや腐敗、設備の故障などです。
蛇口またはシンクが水漏れしていると、他の設備を悪くする原因にもなります。腐敗は水漏れによってどんどん悪化します。その他の故障しがちな設備としては、換気扇やオーブンなどが挙げられます。特にビルドインの設備が故障や不具合を起こしている場合、リフォームを検討したほうが良いでしょう。

水回りのリフォームは特に時期が重要です。リフォームに取り掛かるのが遅すぎると腐食が建材にまで及んでしまい、修繕費用がかさむ原因にもなります。
お風呂は腐食の進みやすい設備ナンバーワンです。使用し始めて15年ほど経ったら、見た目には問題なくともリフォームを検討し始めた方がよいでしょう。特に在来工法の場合は小さなヒビから水が漏れ、知らないうちに見えないところが深刻な腐食に至っていることもあります。

トイレは大体20年を目安にリフォームを検討すると良いでしょう。
最近は見た目を維持できるトイレが増え、ある程度長く使用してもずっと綺麗に保てるものが増えています。しかしトイレリフォームで重要なのは、目に見えないタンクの中や配管です。
タンク中の部品は大体10年、配管やその周辺のパッキンは大体20年が寿命とされています。
トイレの故障は生活にも深刻な問題を与えますので、見た目だけでなく、どれくらい使用しているかもしっかりリフォームの判断要素に入れましょう。

マンションリフォームに最適な時期は?の画像

マンションのリフォームにかかる期間

マンションのリフォームは、リフォームする箇所によってかかる期間が変わってきます。
リフォームによって、どれくらいその設備・部屋が使用できなくなるかを知り、スケジュールを計算した上でリフォームに取り掛かりましょう。

キッチンのリフォームは大体1日~3週間で完了します。
かなり期間に開きがありますが、これは設備の交換だけで済ませるか、床や天井など内装まで手を加えるかで変わってきます。特にキッチンは配置を変えるか否かが工数を大きく左右する要素になります。

お風呂のリフォームは元の様式がユニットバスか在来工法かで変わってきます。
ユニットバスからユニットバスに入れ替えるだけの工事の場合、最短1日で終わることもあります。伸びたとしても細かなリクエストやこだわりがない限り、5日程度で工事は終了するでしょう。
在来工法のお風呂をユニットバスに変更する際は少し時間がかかります。最低でも3日程度は見積もってください。
その場合も、特にこだわりがなければ10日間程度で完了します。在来工法をユニットバスにする時は基礎にも手を入れるため、どうしてもユニットバスの入れ替えに比べて時間がかかってしまいます。

収納の増設や畳の張替えは大体2~3日、間取りまで変更する場合は1ヶ月程度かかると思えば良いでしょう。
工事をしている間はその部屋が使えなくなるため、複数の部屋を同時進行で工事する場合は工事中の生活スタイルも検討する必要があります。
また、マンションリフォーム独特の注意点ですが、リフォーム前には近隣の方に挨拶し、工事が行われることについてしっかり理解を得ておきましょう。工事が始まってから後出しで伝えるのは近隣トラブルのきっかけにもなります。マンションをリフォームする場合はその後も長く居住するはずですから、少しでもネガティブな要因を払うようにしましょう。

マンションリフォームに最適な時期は?の画像

ご意見、ご要望はこちら

IESHIL編集部オススメ記事

IESHILコラムとは、不動産物件情報に関連してコラム等の関連情報も提供する付随サービスです。
ご利用により、IESHIL利用規約が適用されますので、規約のご確認をお願い致します。