高田晴彦さん マンション売却ストーリー
「物件の良さをわかってくれる人を一人みつければいい……。」
かつて読んだメールマガジン体験談での一言を信じて、「わかってくれる人」の出現をひたすら待ちました。
待っている間は、新居とダブルでローンを支払わなくてはならないので、
いつまで続くのかけっこうドキドキでしたけどね(笑)。
このように話す高田さんが、家を売却することになったのは、新しくマンションを購入したから。
広いバルコニーに一目惚れして、即、買い替えを決めたそうです。
実は、高田さんは数年前からIESHIL会員。
住んでいるマンションの築年数が10年を超えたあたりから買い替えを意識し始めたので、
勉強のために会員登録をしたとか。
いよいよ勉強の成果を試される時がやってきたというわけです。
今回は、そんな高田さんのマンション売却ストーリーです。
IESHILのマンション査定&不動産会社紹介サービス
買い先行はダブルローンのリスクがあり、そのため販売価格をやむなく下げてしまうことも…そんなときにはIESHILの不動産会社紹介サービスを使ってみませんか?売却に強い不動産会社を厳選してご紹介します!
【高田晴彦さんプロフィール】
東京生まれ。都内勤務の会社員、50代前半。妻と2人家族。
2005年に、新築マンションを約4000万円で購入、場所は都内の江東区。
2018年1月に新築マンションを購入したので江東区のマンションを売ることに。
2018年2月から売却活動スタート。5月に5800万円で売却。2018年6月に引き渡し。
マンション価格の検索システムに興味を持って会員登録
――最初に今回、売却したマンションの特徴を教えてください。
高田:最近、人気上昇中のエリアに建つ中規模マンションで広さは72平米。
このエリアで70平米超えの物件は珍しく、それだけでも価値があります。
さらに南向きで日当たりは抜群。冬でもポカポカで、午前中は暖房いらずで過ごせます。
朝日は全室に差し込みます。最高の部屋ですよ!
――そんなお気に入りのマンションを手放そうとしたのは?
高田:築10年を超えたあたりかな?
大規模修繕に向けての勉強会などが始まった頃から、
老朽化していくマンションに住み続けるメンテナンスの大変さを意識するようになりました。
ずっと住み続けるのもいいけれど、定期的に新築マンションに買い替えるといった
スタイルもありかなと思うようになりました。
そんな時に、IESHILの参考相場価格を知ったのです。
マンション名を打ち込むと、購入時の金額(新築時価格)と現在の参考額、それに価格推移がグラフで出てくる。
おもしろくて、近所のマンションをかたっぱしから調べたりしたこともあります。
検索すると今度は検索したマンションや、
その周辺のマンションの売り出し情報がメールで送られてくるんですね。
「あのマンションが、この価格!?」
「うちの方がはるかにいいから、このくらいの査定額か?」
「このマンション安いから賃貸用にしようか?」
などと妻と勝手なシミュレーションをして楽しんでいました。
非常に刺激になったのは、会員登録をすると送られてくるメールマガジンですね。
そこには購入価格よりも500万円高く売った、1000万円高く売ったといった景気のいい話が沢山でてくる。
もちろん失敗談もありますが、不動産を巡るさまざまな駆け引きもおもしろい。
いろいろ見ているうちに、だんだん自分もやってみたいなと思ってきたのが本音かな?
売却してみたいから、新しくマンションを買っちゃった……。
本末転倒ですね。
マンション売却作戦を立案する
――売却は、どんな順序で進めたのですか?
高田:まず、引っ越してからゆっくり売却することにこだわりました。
頭金に売却費用を当てようとすれば、売却期限が限られるので焦ります。
早く売るために値下げを余儀なくされる人も多いようです。
それに対して、次の住処を購入してから売却活動を始めればけっこう粘れる。
体験談には1年近く粘って満足な額での売却に成功した例もでていました。
だから銀行は利息が安いところではなく、沢山貸してくれることを優先させて選びました。
マンションをできるだけ高く売って、売れたら繰り上げ返済するという作戦です。
次に考えたのは販売価格です。
購入した不動産会社から教えてもらった業者用システムでの評価額は4000万円から4900万円。
もともと4000万円で購入したマンションだし、
10年以上住んでいるので、決して悪い額ではないのですが、
周辺マンションは5000万円台とか6000万円台といった強気の価格で売っている。
あそこが5000万円なら、うちの方が古いけど広いし、場所がいいから6000万円!
妻とこんなやりとりを重ねながら、売値を6300万円と決めました。
実は途中から、新しいマンションを購入したときにお世話になった
不動産会社の系列店での売却を考えるようになりました。
入居説明会の時など、販売系列の不動産会社とのセッティングの場が何回かあるので、
ここにお願いすれば簡単だし、系列会社だから安心だと、ついお任せする方向に傾いていました。
あれだけ張り切っていたのですが、いざとなると楽な道を選んでしまいたくなるものですね。
しかし、6300万円と希望売却価格を示すと露骨に難色を示した。
また、売却活動は長期戦でいきたいので、新居に引っ越した後に始めたいと言っているのに、
今すぐにでも内見を始めた方が早く売れる、
もし売れなければうちの会社で買い取ってもいいなどと、まったく人の話を聞いていない。
加えて、そもそもうちのマンションの周辺環境、どの道路沿いの雰囲気がよくて、
どの道路沿いの雰囲気は今一つといったことをご存じない。
次第に不愉快になり、そこはお断りしました。
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――不動産会社との相性は非常に大切だと言われています。断って正解でしたね。
高田:そうですね。
でもこの時に判断に迷ったり、言い返せなかったのは、ほかでもなく、不動産売却の知識が不足していたから。
そこで、IESHILの「不動産アドバイザーサービス」を利用して、不動産売却の基礎知識を教えていただきました。
優良不動産会社の選び方などは非常に参考になりました。
1時間以上、お時間を割いてくださったと記憶しています。
――「不動産アドバイザーサービス」では、不動産会社も紹介してくれますよね。
高田:はい。3社紹介していただきました。
A社はCMをバンバン打っている大成長の新興企業、B社は財閥系、C社はベンチャー。
翌週の土曜日の10時、12時、14時という感じで、空室になったマンションに来てもらいました。
A社は売却だけではなく、賃貸という手もあると、売れなかった場合の選択肢も提案し、
B社は関係会社に大量の顧客候補がいることを誇り、またチラシの配布も約束してくれました。
C社は一種のIT系、住宅サイトでの見せ方やサイト訪問者の分析力などに長けている
といった具合です。
仮に1社だけにお願いする専任媒介にすれば、それぞれの会社独自のユニークなサービスを受けられます。
一瞬迷いましたが、体験談はいずれも数社に頼む一般媒介を勧めていたので、
3社全部にお願いすることにしました。
査定時に、空室になった自宅を改めて見て驚いたのは、家具など何もなくなると部屋の汚れが目立ったこと。
冷蔵庫や洗濯機の後ろの壁はカビだらけ。
床は飼い犬がいたずらで空けた穴が目立ちます。
この部屋を6300万円で売りたいと口にだすのは、相当の勇気が必要でした(笑)。
ちなみに各社の査定額は4000万円台後半~5000万円台前半と、
購入した不動産会社で出していただいた査定よりも高め。
システムでの査定は、陽当たりや面している道路などは考慮されないので、
部屋によっては安めの価格になるそうです。
希望価格を伝えると一様に驚いた顔をしましたが、
「高く売れればうちの手数料も高くなるので、逆にうれしいです。売りましょう。」
こんな風に、どの会社も否定するどころか励ましてくれたのでほっとしました。
問題は、部屋をリフォームするかどうか。
「入居する人は、どうせリフォームするから必要ない。」
「穴だけ埋めれば?」という意見もありました。
こうしたさまざまな意見を聞けるのは、一般媒介ならではのメリットだと思いました。
いずれにしても、もし自分だったら犬がいたずらしたり、壁にカビが生えた家など買う気になりません。
床や壁を張り替えると価格はだいたい100万円。
かなり悩みましたが、自分だったら汚い部屋はやっぱり買わないと思い、リフォームすることに決めました。
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高田さんも利用したアドバイザーサービスは
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――反応はいかがでしたか?
高田:皆さん、毎週報告書をくれましたが苦戦しましたね。
2ヶ月で見に来た人は2~3人という感じ。
ネットで検索する時に「6000万円以下」といった条件で検索する人が多いのでひっかからないかもしれません。
2ヶ月やってみて、この価格は無理だと納得できました。
そこで、今度は価格を5800万円に下げました。
当初は6300万円がだめなら、5980万円、それでもだめなら5800万円、5600万円、
最悪5000万円以上と考えていたのですが、こんなに反応が悪いとちょっと心に余裕がなくなってきました。
予想外のリフォーム代もかかったし、すでにダブルローンは3ヶ月目に突入。
そこで、ゴールデンウィークに家探しをする人たちを狙って、
自分たちが考える現実的な価格を打ちだし、一気に売ろうと思ったのです。
実際、妥当な価格だったのでしょう。
少しずつ訪問者がふえていきました。
動員数で言えば、B社が1番。
最先端のIT技術のC社の伸びはいまひとつ。
最終的には圧倒的な知名度のA社に決まりました。
活動をはじめて4ヶ月目ですね。もっと長引くかと覚悟していたのでほっとしました。
――どんな方が購入したのですか?
高田:結婚を控えた地元の方でした。
昔からうちのマンションをチェックしていたそうです。
わかる人にはやっぱり響いたわけです。
実際に売却してみて、まずは自分が納得できる販売額を決めるべきだと思いました。
物件の良さを誰よりもよく知っているのは自分ですからね。
それが市場から受け入れられなければ、もう一度考えればいいと思います。
売り出し価格の変更は簡単です。
それにしても、不動産の売却は面白いですね。
それぞれの不動産会社のやり方の違いは、ビジネスの参考にもなりそうです。
今は10年後の買い替えに向けて、勉強中です。
納得できる販売価格で売却を成功させるにはどの不動産会社に頼むかがとても重要です。IESHILの査定&不動産会社紹介サービスでは厳選した不動産会社の紹介で売却活動をサポートします!
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取材を終えて
こんな熱心なIESHILファンがいたことは、うれしいかぎりです。
役立ててもらえたのも何よりです。
高田さんのお話を伺って、上手な売却のためには、まずは
「自分のマンションの価値はどのくらいなのか」
「何ヶ月、この価格でがんばるのか」
「いくらまで下げるのか」
「売れなければどうするのか」
などを検討し、スケジュール化しておくことが必要だとよくわかりました。
それが焦りを抑え、有利な売却につながるのでしょう。
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ご活用いただき、皆さんの不動産売却を有利に進めていただけると幸いです。