不動産を売却する場合、「買取」と「仲介」の2種類があります。どちらの方法も不動産会社を通して、不動産売買を行います。しかし、流れなど様々な違いがあります。どちらの方法が自分の不動産売買に合った方法なのか判断するためには、「買取」と「仲介」のメリット・デメリットを理解しましょう。そこで、今回は不動産売却の「買取」と「仲介」の違いを徹底解説します。
更新日:2023年03月17日
イエシルコラム編集部
株式会社リブセンス
IESHIL編集部東京・神奈川・千葉・埼玉の中古マンション価格査定サイトIESHIL(イエシル)が運営。 イエシルには宅建士、FPなど有資格者のイエシルアドバイザーが所属。ネットで調べてわからないことも質問できるイエシル査定サービスを展開しています。
どちらも不動産会社を通した売却方法ですが、「買取」と「仲介」には様々な違いがあります。
初めての不動産売却では、どちらを選択すればいいのか不安になるものです。
そこで今回は、自分に合った判断ができるように「買取」と「仲介」の違いを紹介します。
「買取」では不動産会社が買主となるため、スピーディーに手続きが完了します。事前準備として相場価格を調べたり、必要書類の準備をしておいたりするとさらにスムーズに手続きが行えます。
買取と仲介の大きな違いは下記の3つになります。 それぞれ詳しく紹介します。
買取と仲介の大きな違いは買主(不動産を売る相手)の違いです。
「仲介」は不動産会社が間に入り、買主を探してもらうことを言います。そのため売却が成立すると仲介手数料を払う必要があります。
一方、「買取」の場合は不動産会社が直接購入します。そのため手続きがシンプルです。不動産会社から提示された金額に売主が納得できればスピーディーに契約が行えます。
買取と仲介では売却期間も違います。 「仲介」の場合は売買契約の締結までの期間は、通常3ヶ月〜5ヶ月程度です。立地条件や物件の状態では6ヶ月ほどかかることも珍しくありません。長い場合は、1年以上かかる場合もあります。
「買取」の場合は不動産会社と直接売買契約するため、スピーディに現金化できます。早ければ数日から1ヶ月程度でしょう。
買取と仲介では、売却価格の違いがあります。 売却価格は仲介より買取価格が低くなることが一般的です。買取の場合は、相場売り出し価格の 60〜80%程度と考えておきましょう。
例えば、3000万円の物件の場合は、1,800万円〜2,400万円ほどになる可能性が大きいです。
しかし、不動産の立地条件や状態によっては相場の場合もあります。そのためには、仲介の場合と買取の場合の両方の正しい価格を知る必要があります。
現在の資産価値を正しく知るためには、専任アドバイザーが中立の立場で価格を算出するイエシル査定がおすすめです。
不動産会社ではない中立の立場から査定するので、不動産の信頼できる価格を知ることができるでしょう。
買取のメリットの1つ目は、売却時間が短いことです。買取は、不動産会社と直接売買契約するため、広告期間が必要ありません。 売却までのスケジュール設定もスムーズに進められるでしょう。
そのため離婚や相続などですぐに売却したいときに検討される方が多いです。仲介と違い、何度も内見対応をする必要がないこともメリットのひとつでしょう。
買取と仲介の違いでも説明しましたが、 買取の場合不動産会社と直接売買契約するため仲介手数料がかかりません。 ただし売却益が出るかどうかは、不動産の条件次第で異なります。
買取のデメリットは仲介よりも売却価格が低くなったり、買取できない不動産があったりします。ひとつずつ詳しく説明します。
買取は仲介よりも売却価格が低くなりやすいです。買取は不動産会社が再度売却するために買い取るため、リフォーム費用・人件費・売出価格を差し引いた金額で査定します。そのため仲介で売却した場合の相場価格よりも、20〜30%程度減額された売却価格となります。
大抵の不動産は買取可能ですが、買取できるかどうかの判断は、不動産会社が行います。 明確な判断基準は不動産会社によって異なりますが、例えば欠陥住宅など状態によっては買取できない可能性があることも覚えておきましょう。
仲介では広告を使い幅広く購入者を探すため、市場の相場価格での成約となる可能性が大きいです。売り出し価格も自身で決めることができます。 仲介では不動産会社に仲介手数料を払わなくてはなりませんが、仲介手数料を支払っても買取よりも手元に残る金額が大きい可能性が高いです。
仲介では、広告活動は不動産会社が行なってくれますが、売却完了までは3~6か月程度かかることが多いです。 購入希望者が見つかっても、その都度内覧対応が必要なので、日程を合わせるために期間が伸びる可能性もあります。その分、労力の負担もかかるでしょう。また、広告活動は新聞チラシやインターネット掲載になるので、近所に知られたくない人にとってはデメリットになるでしょう。
買取と仲介の違いでも説明しましたが、仲介の場合は不動産会社に売却活動をしてもらうため、成約すると不動産会社に仲介手数料を払う必要があります。
売買価格が市場の相場で売却できたとしても、そこから仲介手数料を引いた金額が手元に残ります。
買取と仲介にはそれぞれメリットデメリットがあります。
自分に合った判断をするために、 仕組みを理解しておきましょう。
自分に合った判断をするために、イエシル査定に査定依頼することがおすすめです。専任アドバイザーが中立の立場で、買取価格と仲介価格の両方をお伝えしています。
正しい金額を知った上で、自分にあった判断ができるでしょう。
大学在学中に創業したwebマーケティング事業を売却し、その資金で株式会社AlbaLinkを創業する。同社が運営しているサービスサイトである「訳あり物件買取プロ」の運営責任者も務めています。同社は東京証券取引所の東京プロマーケット市場に上場している(証券コード:5537)
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