マンション売却のコツを解説!リフォームなしで高く売る方法とは?

築古のマンション売却を検討している方に向けて、売却前のリフォームは必要かどうかの悩みにお答えします。また、業者に依頼せずとも売主ができる「築古マンションを高く売るためのコツ」をご紹介します。

更新日:2023年12月19日

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イエシルコラム編集部

株式会社リブセンス

IESHIL編集部

東京・神奈川・千葉・埼玉の中古マンション価格査定サイトIESHIL(イエシル)が運営。 イエシルには宅建士、FPなど有資格者のイエシルアドバイザーが所属。ネットで調べてわからないことも質問できるイエシル査定サービスを展開しています。

マンションを売却するなら、少しでも高く売れることを望むものです。


築古のマンションを所有している方の中には、「売却する前にリフォームをしたほうがいいのではないか」と悩む方も多いのではないでしょうか。


結論からいえば、マンション売却の前にリフォームは基本的に必要ありません。この記事では、その理由を4つ説明します。

そして、リフォームをしなくても、どのようにすれば少しでも高くマンションを売却できるのか、そのコツも3つご紹介します。

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マンション売却前のリフォームは基本的に不要

リフォームとは、老朽化した設備などを新築のような状態に戻すことです。

リフォームをすればきれいになるので買主の印象は良くなりますが、前述のようにマンション売却の前にリフォームをする必要はありません。

さらに、自己判断による安易なリフォームは、マンションの売却において損をまねく可能性が高くなるのです。

なぜ売却前にマンションのリフォームをする必要がないのか、4つの理由を説明します。


リフォームが不要な理由①:リフォーム費用は高額になる

リフォームの相場は、劣化の具合や面積、取り扱うものによって金額の差があります。
あくまでも参考として、リフォームにはどのくらいの費用がかかるのか知っておきましょう。
国土交通省の「リフォームの内容と価格について」によると、リフォームにかかる費用の目安は以下のとおりです。

リフォーム箇所 費用の相場
システムキッチンの交換 40万円~80万円
洗面化粧台の交換 20万円~50万円
タンクレストイレへの交換 30万円~50万円
システムバスの交換 60万円~150万円
畳からフローリングへ張替え 15万円~60万円

劣化の目立つ水回りのリフォームは特に高額になります。リフォームにかかる費用は手持ちの資金から捻出することになるので大きな負担となるでしょう。


国土交通省:「リフォームの内容と価格について」



リフォームが不要な理由②:リフォーム費用を売却額で回収できないリスク

リフォームをした場合、通常はかかった代金をマンションの売却価格に上乗せすることになります。すると次のような可能性がでてきます。

→リフォームをする
売却価格に上乗せする
→相場よりも高くなる
きれいにしても高ければ売れにくくなる
→売れ残れば値下げせざるを得なくなる
→採算が合わなくなる

マンションの相場価格は立地や築年数が反映されます。同じエリアや同じ築年数で他にも売り出し物件がある場合、リフォーム代が上乗せされた売却価格は割高に映ります。
買い手にとっては、「同じエリアの物件なのに高い」「同じ築年数なのに高い」という印象になってしまうのです。
購入を検討する物件を比較したとき、価格の高いマンションは選択肢から外れてしまう可能性が高くなります。
マンションが売れにくくなれば、リフォームにかけた費用を回収できないリスクが高くなるのです。



リフォームが不要な理由③:築年数は変えられない

中古マンションを探すときには、ほとんどの方がインターネットを利用しますが、多くの人が築年数で物件を検索します。
リフォームをすることよりも、同じ築年数の物件に対して、いかに差別化するかのほうが重要です。次のように、築年数が古くても優れているポイントに目を向けましょう。

  • 公共交通機関の利用に便利
  • 商業施設が近いので買い物しやすい

築古のマンションは立地の良いところに建てられたものが多いため、大きなアピールポイントになります。さらに、近年はレトロな雰囲気を好む購入者も増えているので、築古のマンションを魅力的に感じる人も多いのです。
築年数をマイナスに考えなくても、良い条件が多ければ高く売却できるのでリフォームする必要はありません。


リフォームが不要な理由④:リノベーションしたい買主が増えている

「そうはいっても、築年数の古いマンションは売れにくいのではないか」と考える方も多いでしょう。
しかし、中古マンション契約のうち、およそ3割が築古のマンションであるといわれています。これは、築古マンションを手頃な価格で購入して、自分好みにリノベーションしたい人が多いためです。
そのため、買い手のニーズに合うかどうか分からないのに、売主の判断だけでリフォームすれば無駄になってしまう可能性があります。
キッチン一つをとっても、IHかガスかで好みが大きく分かれます。売主が行ったリフォームが買主の好みに合わなければ敬遠されてしまうでしょう。
手を加えずに、そのままのマンションを見てもらい、買主にリノベーションのイメージを膨らませてもらったほうが売却につながりやすくなります。


リフォームなしでも高く売るためのコツ

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築古のマンションならば、経年による劣化は当たり前です。買い手もその点は承知しています。


大切なのは、ていねいに住んでいたことが伝わり、買主に好印象を与えることです。印象の良さは購入意欲を後押しするからです。


ここからは、リフォームのように大きな費用をかけなくても、マンションを少しでも高く売るために売主ができることをご紹介します。


簡単な修繕

汚れやシミは古い印象を与えるだけでなく嫌悪感も抱かせます。購入意欲を後押しするためにも、買い手には清潔な印象を持ってもらいたいものです。
そのためには、目に入りやすくて面積の広いものがきれいであることが効果的です。
たとえば、ふすまや畳の交換、障子の張替えは比較的少ない費用と時間でできますので、手っ取り早く室内を清潔な印象にできます。
また、床の傷やドアノブの不具合などがあれば簡単に修繕しておきましょう。
ただし、修繕したとしても、破損していたり不具合のある箇所は、その旨を伝えてから売却しなくてはいけません。
事実を伝えずに売却した場合、「契約不適合責任」となり、後から補償や賠償を求められる恐れがありますので注意が必要です。


ハウスクリーニング

生活感をおさえ、清潔さを感じさせる室内は買主に良い印象を与えます。そのため、内覧の前は入念に掃除をしましょう。内覧時のイメージが良ければ購入につながる可能性が高くなるからです。
内覧時の印象をアップさせるには、ハウスクリーニングが有効です。とはいえ、室内すべてをハウスクリーニングする必要はありません。
買主が特に気にするのは、汚れや劣化が目立つ水回りです。ハウスクリーニングをするなら、キッチンや風呂、トイレや洗面所などの水回りを重点的に行いましょう。



不動産のプロに相談する

一般の方にとって、マンションの売却は分かりにくいことが多いものです。分からなければ不安になりますし、不安になればなるほど「マンションの売却で失敗したくない」と強く思うようになります。

マンション売却の不安や疑問は、不動産の業界にくわしいプロに相談しましょう。

イエシルには、10年以上の不動産仲介経験を持つイエシルアドバイザーが在籍しており、お客さまや物件の状況に合わせてさまざまな提案をいたします。

アドバイザーは宅地建物取引士やファイナンシャルプランナーなどの資格を持ち、不動産会社には属さないため中立的な立場と視点からアドバイスをすることができます。

まずは、今のマンションがどのくらいの金額で売れるのかを知るところから始め、より高く売るための方法をプロに相談しましょう。年間約1,000組の相談を受けているイエシルアドバイザーが、妥当な売却価格と、効果的な売却の進め方を親身になってお伝えします。

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まずはマンションの売却価格を知ることが重要

これまで説明したように、リフォームにかけた費用をマンションの売却額で回収できるとは限りません。

築古のマンションでも、立地などの良い条件があればリフォームなしでも高く売却できます。
リフォームを考える前に、まずはそのままの状態でマンションがどのくらいの金額で売れるのかを知ることが重要です。

マンションの査定額は不動産業者によって大きく変わります。ときには数百万円の違いがあることも珍しくありません。

イエシル査定なら、不動産会社ではない中立な立場で「妥当な価格」をプロが個別に算出します。
所有する物件の現実的な価格が分かれば、少しでも高く売却するためにはどのように行動していけばいいのか、具体的な道筋が立てやすくなります。

査定するのは10年以上の経験を持つ専門家です。査定価格の根拠も分かりやすく、不動産会社ではないため、査定後によくある媒介契約を結ぶための営業電話などのわずらわしさもありません。

一括査定の価格や、チラシなどの高すぎる査定価格に惑わされず、妥当な売却価格を把握することが重要です。

「妥当な価格」を知るために、イエシル査定をご活用ください
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マンション売却前のリフォームは不要。自己判断せずにプロへ相談するのが得策

マンションを少しでも高く売れるようにと、高い費用をかけてリフォームしても、リフォームをしたことでマンションが売れにくくなってしまっては本末転倒です。


リフォームの費用は高額になりやすいのに、かかった費用をマンションの売却額で回収できるとは限りません。
リノベーションを視野に入れて中古マンションを購入する人が増えている中、自己判断によるリフォームは買い手を遠ざけてしまいます。


マンション売却を成功させるには、イエシルアドバイザーのような不動産のプロに相談するのが確実な方法です。
まずは、今のマンションがどのくらいの金額で売れるのか、妥当な売却額を知ることです。そのうえで、少しでも高く売るための方法をプロに相談しながら行動していきましょう。

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