今後住宅ローンを利用してマンションを購入する方にとっては、気になる金利の上昇。 金利が上がると借りられる金額も減り、購入者の予算が下がる要因となります。売却を検討されている方は、希望価格で売れなくなる前に後悔しない動き出しができるよう、金利についてイエシルが解説します。
更新日:2024年11月11日
イエシルコラム編集部
株式会社リブセンス
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今回は、マンション売買を検討されている方へ金利上昇による影響について解説します。
例えば、7,000万円の住宅ローンを組むケース。
仮に住宅ローンの金利が0.15%上昇した場合、毎月の返済額は4,627円増えます。
(上記条件:35年返済/金利0.40%)
さらに変動金利が主流となっている昨今、これから購入する方にとって最大の問題は、「借入額減となる可能性」にあります。
返済額が上がるだけではなく、住宅ローンの審査金利も上がることが想定されます。
金利が上がるということは、返済額が上がるだけではなく、住宅ローンの審査金利※も上がることが想定されます。
※審査金利とは、金融機関が住宅ローンの審査を行う際に使用する金利のことで、実際に適用される金利よりも高めに設定されています。将来、金利が上昇しても問題なく返済できるかどうかを判断するための基準として使われており、一般的には3~4%程度と言われています。
例えば、7,000万円の住宅ローンを組む場合の必要年収は、現在の平均的な審査金利(3.5%)で算出すると、8,679,090円(概算)となります。
仮に住宅ローンの審査金利が、現在より0.50%上昇した場合、必要年収は9,298,260円(概算)となります。
年収が現状維持(8,679,090円)だとすると、現在なら7,000万円まで借りられるはずの住宅ローンが、6,535万円までしか借りられない状況となります。
(※35年返済で想定。審査基準は金融機関により異なります。上記は平均的な概算額です。)
購入者にとっては様々な条件(エリア・広さ・築年数など)を妥協することになるかもしれません。
売主としては、買い手が選択肢を狭めたり、慎重になり、市場の動きが鈍くなる可能性があると言え、その結果、希望の価格でマンションを売却するのが難しくなり、売値の調整を迫られることになるかもしれません。
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イエシルアドバイザーサービスを利用してリスクや妥当な購入価格を知っておきましょう金利の動向を正確に予測することは不可能ですが、リスクを想定し備えることは可能です。購入検討の際はぜひこの視点を持つことをお勧めします。
1月には、1年で最も不動産取引が活発となる繁忙期がやってきます。
売りやすい時期を狙うなら、金利の動向を見極めながら繁忙期に向けてできるだけ早めに動くことが重要です。イエシルでは、売却を考えている方に向けて売却活動の第一歩として、
【成約の妥当価格の算出】・【無料の売却相談】を実施しています。
これらについて、中立の専門家であるイエシルアドバイザーが個別状況に合わせてお答えいたします。
売却前に正しい情報と知識を持つことで、最適な売却プランを立てることができ、機会損失を防ぐことができます。
また、イエシルではマンションの購入を検討している方へのアドバイスも行っています。
気になっている物件が今の市場状況で適正な価格かどうかを判断したり、金利上昇の影響をふまえた最適な購入タイミングについても、第三者目線で丁寧にサポートいたします。
将来の資産形成を考えた上で、今がどのようなチャンスかを見極めることが大切です。
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