【2023年最新】マンションの売却相場やおすすめの査定サービスを解説!

マンション売却を検討している方の中には、相場がどれくらいかわからず、二の足を踏んでいる方も多いのではないでしょうか? 売却相場は知らずに売却活動を始めてしまうと、結果的に損をしてしまう可能性もあるため、事前にしっかり調べておきたいポイントです。 そこで本記事では、首都圏のマンション売却相場や、おすすめの査定サービスを紹介します。 相場よりも安くならないためのポイントもわかるため、マンション売却を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

更新日:2023年02月28日

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イエシルコラム編集部

株式会社リブセンス

IESHIL編集部

東京・神奈川・千葉・埼玉の中古マンション価格査定サイトIESHIL(イエシル)が運営。 イエシルには宅建士、FPなど有資格者のイエシルアドバイザーが所属。ネットで調べてわからないことも質問できるイエシル査定サービスを展開しています。

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【2023年発表】東京・神奈川・千葉・埼玉のマンション売却相場を解説

まずは、首都圏のマンション売却相場を確認していきましょう。
以下は公益財団法人東日本不動産流通機構が発表した、2022年度における首都圏の中古マンションの平均売却価格です。

  • 東京都:5,333万円
  • 神奈川県:3,477万円
  • 埼玉県:2,743万円
  • 千葉県:2,603万円


上記首都圏全体の1㎡当たり単価は、平均で67.24万円となっており、前年比では実に12.4%も上昇する結果になりました。
それぞれの都県の売却相場を詳しく解説していきます。
保有マンションがある地域の相場がどれくらいになっているか確認してみてください。


東京都のマンション売却相場

東京都のマンション売却相場は以下の通りです。

  • 平均売却価格:5,333万円
  • 前年比:9.3%

新型コロナウィルスによるテレワークの普及が進む中、東京23区内では2021年に転出者数が転入者数を上回る「転出超過」になりました。
転出超過になるのは、現在の集計方法となった2014年以降初のことで、新型コロナウィルスの流行下において、郊外へ移住する人が増えたことがわかります。
しかし直近では転入者が回復傾向にあり、2022年の東京23区内では、2年ぶりに「転入超過」となっています。

また、東京都内の不動産相場は上昇を続けています。

特に東京23区内の不動産相場はより高値になっています。

  • 平均売却価格:5,776万円
  • 前年比:8.5%

この要因のひとつは、円安によって日本のマンション購入が海外投資家の中で進んでいる影響が考えられます。とくに駅近のマンションは依然人気が高いため、​​2023年も相場価格が急激に下がることは考えにくいでしょう。
参考:住民基本台帳人口移動報告 年報(実数) 2020年~ 


神奈川県のマンション売却相場

神奈川県のマンション売却相場は以下の通りです。

  • 平均売却価格:3,477万円
  • 前年比:8.4%

神奈川県の中でも、横浜エリアは東京都に次いで相場価格が高い地域です。

  • 平均売却価格:3,821万円
  • 前年比:7.3%

特に中心部の売却相場は上昇傾向にあり、マンション売買で人気のエリアであることがわかります。

埼玉県のマンション売却相場

埼玉県のマンション売却相場は以下の通りです。

  • 平均売却価格:2,743万円
  • 前年比:12.2%

埼玉県は首都圏内の中でも相場価格の上昇幅が大きい、注目のエリアです。
特に浦和区・大宮区・南区・中央区などの中心部は、都心へアクセスしやすいことから相場が高い傾向があります。


千葉県のマンション売却相場

千葉県のマンション売却相場は以下の通りです。

  • 平均売却価格:2,603万円
  • 前年比:9.9%

こちらも前年から大きく値上がりしました。

先述した、東京からの転出先に選ばれているエリアのひとつ。他のエリアと比較して、成約物件の面積(㎡)がもっとも広く、前年比で若干増えていることが特徴でした。

  • 平均面積:73.20㎡
  • 前年比:0.5%。

※データ出典:公益財団法人東日本不動産流通機構 首都圏不動産流通市場の動向(2022年)


なぜ? マンションの売却価格が上昇している理由

先述したように、首都圏のマンション相場価格は年々上昇しています。
首都圏のマンション売却相場が上昇している原因には、主に以下のような情勢が関係しています。

  • 中古マンションの在庫が減少
  • 新築マンションの価格が上昇


ここでは、それぞれの原因について詳しく解説していきます。

中古マンションの在庫が減少

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出典:首都圏中古マンション・中古戸建住宅長期動向グラフ【2012年1月~2022年12月】

東日本レインズが調査した、首都圏における中古マンション在庫件数は、2020年から減少傾向にありました。需要に対して在庫が足りない状況が続き、マンションの売却価格の上昇に影響しているといえます。

在庫が少ない現状は競合物件が少ない状態ともいえるため、好条件で売却できるケースも多いでしょう。

しかし、最新のデータでは2022年に在庫件数が復活してきたことがわかります。続く価格の高騰も落ち着いてくるかもしれません。



新築マンションの価格が上昇

新築マンションの価格が上昇していることも、中古マンションの価格上昇に繋がっています。

株式会社不動産経済研究所の調査によると、首都圏の新築マンション1㎡当たりの単価は95.1万円で10年連続で上昇しています。
※参考:首都圏 新築分譲マンション市場動向 2022年のまとめ

多くの人は新築マンションから検討を始めますが、価格が高騰しているため予算があわず、中古マンションに流れる人が増えます。

その結果、需要が高まることで中古マンションの価格が上昇するのです。

新築が安くて中古だけ高いということはなく、基本的に中古マンションの高騰の背景には新築マンションの高騰があります。


マンションの売却相場の調べ方とは

マンション売却を行ううえで、保有しているマンションの相場は事前に調べる必要があります。

調べ方にはさまざまな方法がありますが、代表的なものは以下の通りです。

  • レインズマーケットインフォメーション
  • 土地総合情報システム
  • 不動産一括査定サイト


それぞれの調べ方について詳しく解説するため、保有マンションの相場がわからない方は、ぜひ参考にしてみてください。


レインズマーケットインフォメーション

レインズマーケットインフォメーションは、不動産流通機構が運営している不動産の成約情報や売り出し情報を確認できるサイトです。

公益財団法人が運営しており、売却事例が豊富で、情報の正確性が高いのが特徴です。
検索の際は、以下のような項目を選択できます。

  • 地域
  • 沿線
  • 最寄り駅
  • 駅からの距離
  • 単価
  • 専有面積
  • 間取り
  • 築年数
  • 成約時期
  • 用途地域

詳細な条件を設定できるため、保有マンションに近い条件の成約事例から相場を導き出せるでしょう。

土地総合情報システム

土地総合情報システムは、国土交通省が提供しているあらゆる不動産取引の情報サイトです。
過去の取引情報から取引価格や築年数、エリア、などの条件を絞り込み比較することで、平均的な相場を調べられます。
また、過去の事例とあわせて公示地価や、基準地価といった公的指標も閲覧できるのもポイントです。


不動産一括査定サイト

不動産一括査定サイトでは、複数の不動産会社にまとめて査定依頼を出すことが可能です。
査定価格は不動産会社によって異なりますが、保有するマンションのある程度の相場を把握できます。

ただし、一括査定した査定額は、不動産会社によってばらつきが出る場合も多く、あくまで目安として利用すると良いでしょう。
また、一度に複数社の査定額がわかることがメリットですが、その分各社との電話などでの対応が必要となります。


簡単に相場価格をチェックしたい方はイエシルがおすすめ

イエシルでは、約9,000万件の賃貸情報、売買履歴などのビッグデータから、所有マンションの部屋別の参考相場価格をサイト上で簡単に確認することできます。(一部、無料会員登録が必要な場合有)

こちらから検索できます
イエシルトップページ


より精度の高い「確実に売れる価格」がわかる、イエシル査定サービス

またイエシルでは、不動産のプロである専属アドバイザーが、オンライン面談にて個別で査定した価格のご提示、詳しい内容の説明を行うイエシル査定サービスも行なっています。
さらに、ご希望の条件から不動産会社と優秀な担当者の紹介が可能です。
売却相場のリサーチから不動産会社選びまで、不動産業界のプロがサポート。売買に関することは何でも相談できます。マンション売却を検討している方はぜひご利用ください。

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マンションを相場よりも安く売却しないためのポイント

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マンション売却は必ずしも相場より高く売れるとは限りません。

相場を下回らないようにするためには、以下のようなポイントを押さえておくことが大切です。


  • 不動産会社からの囲い込みに注意する
  • 売り出し価格を相場より高めに設定する
  • 売り急がない

それぞれ詳しく解説します。

不動産会社からの囲い込みに注意する

囲い込みとは、媒介契約をした不動産会社が、他社の不動産会社からの物件に関する問い合わせを取り継がず、自社のみで買主を探し売却を完結しようとすることです。

囲い込みをすることで、不動産会社は売主と買主の両方から仲介手数料を取れる(両手取引)メリットがあります。

両手取引自体は悪いことではありませんが、故意に行われた場合、売主にとっては他社からの好条件の問い合わせも逃してしまうため、損をしてしまったり、売却まで時間がかかったりする可能性があります。

囲い込みをされているかどうかを確実に見抜くことは、ほぼできないと思ってよいでしょう。他の業者の問い合わせを故意に断っているのかを一般の人が確認することは難しいです。

囲い込みに合わないためには、信頼できる不動産会社を選ぶことです。

イエシル査定サービスをご利用いただくと、囲い込みを行なわない不動産会社をご紹介することができます。その理由は、これまでの顧客アンケートの評判が高い不動産会社の担当者単位でご状況に合わせてご紹介していること、売主と不動産会社の間に立つアドバイザーの存在が抑止力となっているためです。

イエシル査定サービスで査定額と不動産会社の選び方を知る


値下げ交渉を加味した適正な売り出し価格を設定する

相場よりも安くマンションを売却しないためには、値下げ交渉を加味した適正な売り出し価格を設定しましょう。
売却価格は、売却活動の中で買主の希望や状況に応じて調整します。

初めから相場や、それよりも低く設定してしまうと、最終的に想定よりも安い価格になる可能性があります。逆に高すぎると、売れずに長期間市場に出ている状態になり、購入層にとって売れ残ってるといったマイナスイメージをもたれる可能性もあります。

そのため、販売価格は値下げ交渉を加味した適正な売り出し価格を設定することが大切です。


売り急がない

マンションを相場より安く売却しないためには、売り急がないことも大切です。
マンションを売り急ぐと、不動産会社や買主からの値下げ交渉に安易に応じてしまう可能性があります。
売却期間は3ヶ月程度が一般的なため、余裕をもって準備することが大切です。
とくに、住み替えに合わせてマンション売却をする場合、住居費を二重に支払いたくないからと売り急ぎやすくなります。
そのため売却してから新居を探す「売り先行」でスケジュールを組むのがおすすめです。


イエシル査定でマンションの妥当な価格を把握しよう

マンションの売却を成功させるためには、現在の正しい資産価値を把握することが重要です。

自分に合った売却の進め方を計画するのも、ひとりでは調べきれない部分もあったり難しいのではないでしょうか。

イエシル査定サービスをご利用いただければ、「確実に売れる価格」と「売却を成功させるコツ」をアドバイザーに聞くことができます。ぜひ利用してみてください。

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